コロナがあぶり出した保育士「ありえない格差」
混乱に乗じて当然のように賃金をカットする園もあります。
内閣府から通達が届いているはずですが、皆さんが働いている園は大丈夫でしょうか。
一部記事を抜粋します。
新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、4月中旬から5月にかけて多くの保育園で行われた。
「臨時休園」あるいは「強い自粛要請」。登園する園児が大幅に減る中、少なくない園が実施したのは、非正規の保育士の出勤の削減、そしてそれに伴っての賃金カットだった。
保育士の仕事は、その責任の重さに比べると極端に給与が少ないことで知られるが、
今回給与カットを言い渡された非正規の保育士たちからは、不満と不安の声が続出した。
そもそもこの間、国から園に支払われる運営費は減らされておらず、賃金カットはまったく適切でないのだが、
混乱の中、誤った運用が広がってしまっていた。
それから1週間後、4月28日に内閣府はこの問題に関連する通達を出した。その内容は、「コロナの影響を受けても運営費用は通常どおり給付を行うため、人件費も適切に対応するように」というもの。その後、新聞各紙も不当な賃金カット問題について報道し、この問題は全国で大きく波紋を広げている。